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2010年03月03日

メバルごはん

メバルごはん






メバルの餌。






超真面目?に釣りを通し魚について考えてきた中、見えてきた

自分には1つの考えがあります!



その答えは、



『メバルはプランクトンフィーダーだ』と言うこと。


・・・ちょっと自信ないので

『プランクトン(およびプランクトンに順ずる遊泳力の低いネクトン)フィーダーだ』




・・・・ガーン


長いですが、これ。





そもそもなんでこんなことを今考えたかと言うと、



前々から、最近でも良く雑誌とかに書いてある、









メバルの餌は、

・アミ
・小魚
・エビ、カニなどの甲殻類
・プランクトン
・バチ(多毛類)
・仔イカ












・・・この表記に、違和感を覚えずに居られません。

・エビ、カニはまとめて甲殻類って、じゃあアミは甲殻類じゃないのか?

 それ以前にエビとカニを同ジャンルにしちゃう???



・プランクトンって、定義が広すぎだろ?


・最近はゾエアって名前を良く聞きますが、メガロパは喰ってないの?(どっちもカニの幼生)
 とか数あるプランクトン達の中でなぜゾエアだけを出すのか?


・小魚ったって小さなハゼからシラス、ネンブツダイまで、いろいろいますけど?


・・・とか。




そもそも本当に食べてるのかこれを!?って疑問も。









と言う疑問を少なからず持っているアングラーは少しは居るんじゃないでしょうか?





と言うことで!!!



今回はメバルの食性について語ります!!



やっと今回のテーマです(ガーン




さて、冒頭で言った『メバルはプランクトン食だ』

ここでのプランクトンの意味は、


現在一般的に認識されているプランクトンとは少し意味が違います。

まずその説明。


水中で生活する生物は、動物、植物含め、生活の仕方によって以下の4種に分類されます。


・ネクトン(遊泳生物)・・・・自らの力で流れに逆らい泳ぐことが出来る
・プランクトン(浮遊生物)・・・・自ら泳ぐことは出来ない、または流れに逆らうことは難しい
・ニューストン(水表生物)・・・・水面上で生活する生物(※アメンボくらいしか居ない)
・ベントス(底生生物)・・・・水底中、または水底上で生活

それぞれ詳しくは、面倒なのでこちらで


プランクトンと言うと小さな微生物と言ったイメージがありますが、違います。

越前クラゲだって、プランクトンです。



この分類方法だと、先に言ったメバルの餌生物たちは一見・・・・


・ネクトン・・・・・・・小魚・仔イカ
・プランクトン・・・・アミ・(プランクトン)
・ニューストン・・・
・ベントス・・・・・・バチ(多毛類)・エビ・カニ


3種に分類されると思います。

さすがにアメンボは食ってないでしょう、てことでニューストンは今回は除外。




一見すると水中の生物はメバル、何でも喰ってます。と言えてしまいそうですが、




この4種の区分は、一生その生物がその区分ではないんです。



例えば、カニ


カニは生まれてから

ゾエア→メガロパ→カニ成体、と変化しますが、

これは

ゾエア(プランクトン)→メガロパ(プランクトン)→カニ成体(ベントス)


と変化します。





例えば、ゴカイ


幼生期→成体→産卵行動



幼生期(プランクトン)→成体(土の中へ、ベントス)→産卵行動(バチ抜け、プランクトン)


こんな感じで生きている中で生活が変わっていきます。







魚や、イカだってそうで、



稚魚のときや仔イカのときは、まだ遊泳能力が低く、速く泳ぐことが出来ないために、

海流に乗って漂っているときは、プランクトンと言ってしまってもいいんじゃない?





つまり、



・遊泳能力が無い稚魚

・遊泳能力が無い仔イカ

・幼生時代のカニ

・幼生時代のエビ

・産卵行動中のゴカイ


他にも、

・背の高い藻から落ちたエビ
   
・岸壁から落ちたカニ

・夜、寝ている状態の魚 




全部プランクトン
         



と言えます。









これは、メバルの形態からも考えることが出来ます。



メバルの体の特徴・・・・・。


メバルごはん





・上向きの口

・バキュームタイプ?ともいえる『受け口』型の口

・大きな目




根魚の中でもより上向きな口は、自分より上にある餌を捕食するのに優れた形です。

受け口は、遊泳能力の低い餌を水ごと吸い込み捕食するのに優れています。

大きな目は、他の生物が眠り、動きが鈍る夜に、少ない光量でも餌を見つけることが出来ます。





自分より上で、遊泳能力の低い生物→プランクトンです。









生態からも・・・・


・水族館だと良く観察できる底の岩の近くで、頭を上に向けてる姿勢。

(大洗水族館でも、いわきのアクアマリン福島でも見れます。)


・水深10mでも水面近くで釣れるという、浮いているとしか思えない釣れ方。(実際浮いてる)

・流れの中やヨレでしか釣れないなんて、よくある状況とか。(つまり流されてくる餌を待ってる)



流れに逆らい泳ぐネクトンは、わざわざ流れの中で待つ必要ないですからね。



これらのメバルの生態は、プランクトンを食べるための行動といえば、説明がつきます。








いろいろ書きましたが、



まとめると、







プランクトン食




でしょ?






だからどうした???って・・・・



これを意識したルアーセレクト、アプローチをすれば・・・・・









メバルが釣れるってことですよ!!!





















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この記事へのコメント
ご無沙汰してますっ^^


すごい・・・汗


カタカナばかりで何一つオツムに入っていきません。。


ごめんなさいw


もっと勉強して・・・


いいや。もう私はww


こういう積み重ねでスキルの差がでるんですよね(涙)
Posted by kouyago at 2010年03月04日 12:34
めっちゃ頑張っとるやーん( ̄▽ ̄)♪
この続きは今夜の釣果次第ですね??
Posted by りんたこ at 2010年03月05日 18:41
kouyagoさん

オツムが一瞬オムツに見えました(爆)
カタカナがオムツに入ったら~そりゃ大変だなとか考えちゃいましたよ(汗)

カタカナ一杯で書いてみましたが、
メバルは底を這いつくばってる餌を喰ってないんじゃないかな

ってことが言いたいんです。


シーバスもそんなイメージありませんか?
Posted by ムラ男ムラ男 at 2010年03月05日 22:33
りんたこさん

今までずっと書きたかった内容なんですが、

書き出すと文が長くて分かりづらくて・・・

アップできず、



引きこもりになるところでしたよ。
Posted by ムラ男ムラ男 at 2010年03月05日 22:38
鯖(笑)

濃い内容だねー。
もっと突っ込むと、場所や潮汐によってもプランクトンかそうでないかが変わっちゃうわけだろ?
潮止まりにはネクトンだったものが、下げ始めからプランクトンになり…みたいな。

生存競争が厳しい自然界で、長年生き残る(デカくなる)ってことは、必ず何か理由があるはずで、そういうヤツは楽して(効率よく)エサを食ってるとしか思えないよね。

今回の記事を読ませてもらった上で、オレは、エサになってる生物そのものが何に属しているかとかサイズがどうとかよりも、“プランクトン状態”(自力で逃げ回ることが出来なくなった状態)に陥ったヤツを選んで食ってるんじゃないかなと思った。そういう意味で、凄く共感した!

他にもいっぱい色々思いついたけど、長くなるからもうやめるわ(笑)
Posted by U-ki at 2010年03月09日 16:53
U-kiさん

プランクトン状態

それですそれ!自分その言葉が出てこなかった(爆)

『魚が何を食べてるか』、よりも、
『どういう状態の餌を食べてるか』が
ルアーフィッシングは特に大切だと思います。


にしてもこの手の事を書こうと思うと
文が長くなってしまって、まとめるのが難しいです・・・。

続きはSKYで(笑)
Posted by ムラ男ムラ男 at 2010年03月09日 22:55
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